INTERVIEW
工学研究科物質エネルギー化学専攻修了
2019年入社
高機能マテリアル事業本部研究部
電子材料研究グループ
Y.M.
入社後、高機能マテリアル事業本部電子材料研究グループに配属。
1年間ほどイオン液体関連の新規事業創出に従事した後、アクリルポリマー開発、製品化を担当。
現在は同製品の製品化、新規ユーザー向け開発を担当する傍ら、プログラミングによるデータ分析やAIの活用など社内教育も含めたDX推進に尽力中。
材料の開発・製品化と並行して
MIの活用も推進
UV硬化樹脂、アクリルポリマーの開発、製品化を担当。製品ユーザーのニーズを聴き取り、それに合う材料の開発および製品化に欠かせない製造プロセスの開発を行います。また、開発をより速く効率的に行うため、材料の化学的な構造、特性を数値化して情報科学の見地から解析するマテリアルズインフォマティクス(MI)の活用推進にも力を入れています。インフォマティクス専門の部隊と連携して実際の開発に応用するほか、社内でのプログラミング勉強会の開催や事業部内での解析トレーニングといった教育を通じ活用の土壌醸成に向け活動中です。
社会に貢献しつつ
先端的な開発手法を実践
所属グループが扱うコンデンサ向け電解液やUV硬化樹脂といった高付加価値の機能性材料は、社会の様々な製品を縁の下から支えています。自ら開発、製品化した材料が、実際にユーザーで使用されている様子を見ると社会に貢献している実感が湧き、モチベーションにつながっています。また、活用を試みているMIは比較的新しい学問であり、様々なことを試しやすい点が大きな魅力です。勉強した内容をすぐ開発で実践し、結果のフィードバックを得ることで着実に前進でき、業務を通じた即効性のある自己成長につながっている感覚があります。
経験を積みMIも駆使して
独創的なアプローチを
入社以来、対象となる製品は変わりながらも一貫して材料開発と製品化に携わってきました。それでも、周囲の先輩達に比べるとまだまだ開発経験が浅いことを痛感します。経験を重ね専門的な知識を増やしていくことは研究者としての永遠の課題です。さらに、専門的な知識を目下勉強中のMIとをかけ合わせることで、独創的なアプローチで開発を進められ、よりスピーディーにユーザーニーズに応えられる研究者になりたいと思っています。その中で身に着けた力を後輩に余さず伝えるという教育的な役割にも積極的にチャレンジしていきます。
私が入社を決めた理由
社是、風土、諸制度、先輩の人柄と、全てが満点!
三洋化成は在学していた大学に近かったので就活以前から知っていました。就活時、同じ大学から入社した先輩に、三洋化成の「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」という社是や、様々なチャレンジを立案できそれを応援する社内風土を聞かせてもらい、深く共感。また、昨今のワークライフバランスの向上に向けた姿勢や手厚い福利厚生といった社員を大切にする制度にも大きな魅力を感じました。さらに、話をしてくれた先輩の人柄や研究者としての力量に強い憧れをもったことも、入社の決め手となりました。
1日のスケジュール
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08:30
出社
To Doリストをチェックし業務を確認
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09:00
ミーティング
各開発テーマの進捗やそれに伴う各メンバーのスケジュールを報告
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09:30
開発業務
ミーティングで決めた開発検討や評価を進める
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12:00
昼休み
社員食堂での昼食 400円メニューに大満足
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13:00
開発・データ分析
引き続き検討を進め、取得したデータを分析し次のアイデアを練る
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16:30
進捗報告・資料作成
一日の進捗をまとめ、必要に応じて事務処理を行う
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17:30
帰宅
この定時を守り、残業はできるだけ行わない
休日の過ごし方
休日は旅行に行ったり、企業や研究者が課題を出題し、参加者が機械学習を駆使して最適解を競い合う機械学習コンペに参加したりしています。もう一つ、料理も趣味なので、時間のかかる料理を朝からゆっくり仕込んだりもします。